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コロナウィルス感染者の日本1000人超え/兵庫県政に思う

コロナウィルスの感染者数が1000人を超えた。

先月時点で日本の感染者数は最大で1000人ぐらいかと予測していたが、これを超える事は確実となった。政府や自治体は2月末より外出を控えるように指示をだしていたが、少し遅かったのかもしれない。今となっては、あとの祭りだが、その前週の3連休から動いても良かったのかもしれない。

とはいえ、グラフをみると徐々に新規感染者数は減ってきているようにも見える。

充分ではないものの、検査数も増えてきているので、ここから新規感染者数が止まってくれば好転も見えてくる。

兵庫⇔大阪間では、行き来の自粛の要請もされたが、今日も兵庫は感染の拡大を続けている状況。各県・市町村の対応も大事な局面にきている。兵庫県は3月7日の介護施設の利用者感染、3月8日の病院施設での感染後確認後の対応に問題がなかったのか、一考すべきなのではないか?と思う。

デイケア利用者→病院→院内感染→市の基幹病院の機能停止という、「こうなってはいけないよ」というお手本の例を提示しているように見える。

兵庫井戸知事の発言や振る舞いが注目されているが、やはり5期もトップを務めてしまうと、危機感や変革へのモチベーションが削がれるのだろうか?

どんなことをやっているのかなと県の政策もみてみたが、「AIを活用した未来予測 2050年の兵庫の研究」は特におそろしい。

私自身は、特に政治に関して支持政党や主義主張を強くもっているものではないけれど、この施策は、京都大学日立製作所にお金を払う?ためにしているのかな?と思うレベルなので、時間のある方は一読を。おそらく、AIを駆使されたのだろうが、アウトプットは大学生が直観で書いても同様の事がかけそうなアウトプットな上に、具体的施策に関するクリエイティブ・アイディアもなく、ああ大学の先生が言いそうな事・・議事の内容は、民間企業でこんな会議やっていたら。。。という状況。調査のための調査?

●「AIを活用した未来予測 2050年の兵庫の研究」http://web.pref.hyogo.lg.jp/kk07/documents/20200219shiryou2.pdf

兵庫県地域創生戦略」や 「兵庫2030年の展望」については、かなり骨太の戦略で期待をするが、今の兵庫県にはおそらく、実行に移せるケーパビリティがないかもしれない。(変革をしない兵庫?民泊がほとんどない兵庫?観光客数の伸びが弱い兵庫?)

web.pref.hyogo.lg.jp

今まで立地や過去の財産に恵まれた兵庫県が、ほんとうに動くのは、思い出したくもないが、震災時のように、本当の危機を実感した時しかないかもしれない。

大変な時でもあるが、「今ここにある危機」が、新たな改革へ進むことを一人の兵庫県出身者として望む。

 

●参考>民泊許可状況:異常に低い兵庫

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●観光客数推移と観光客数規模状況

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